この感情の正体は

ジャニ堕ちの新規若手俳優厨

ジャニ落ちの俳優厨

『ありがとう』と伝えたい

 

 

 

私の応援していたグループは10人グループでした。その中の一人をデビュー前からずっと応援していました。彼のことを嫌いになったから離れたのではないです。今でも彼のことが大好きでテレビなどに出演されているのを見ると元気そうでよかったと思って何か懐かしいようなどこか寂しいような気持ちなります。彼をずっと応援していたのだけれども、グループでの活動を見ていくうちにいつしか10人全員、グループとして応援したくなっていました。まだ、キャラが定まっていなかったり、メンバーの人気の格差が激しかったり、お互いがもがいていたり、試行錯誤しながらファンが一番楽しめる、幸せになれるコンサートの演出を考えてくれたりしている姿を見ていて、1人の彼だけではなく、10人全員を応援しようと思っていました。

 

 

昔の界隈の時もブログを書いていたのを思い出して、少し覗きに行ってみたら、当時は若さ全開な感じで大好きだったなと思いながらブログを見ていました。結成日のブログに私は『10人で1つなんだよ?誰かかけたりしたらだめだよ??』と書いていました。

まだ10人だったのにこんなことを書いているくらい10人が大好きで誰にも欠けてほしくなかった。9人になったとき心に大きな穴があいてしまったような感覚になったのを今でも覚えている。感覚なんかではなくて本当に大きな穴があいてしまったんだと思う。

9人が頭を下げて謝っている姿を呆然と眺めるしかできない自分をなんて無力なファンなんだと思った。元々ファンなんて無力だと知ってはいたがこの時強く痛感した。無期限活動停止という復活するかもしれないし、しないのかもしれないようなふわふわとした夢を見せ続けるような処分でした。私は10人が大好きだったから、いつ戻ってくるかもわからないし、本当に戻ってくるかもわからないけれど、いつか戻ってきたときに彼のことを誰も知らなかったり、グループが解散や活動休止なんかになっていたら絶対に嫌だと、もう一度10人での姿が見られなくなってしまうと思って9人になってもファンを続けていました。前ほどではないけれど同じように応援していました。人気がなくなってきたり、CDが出せなかったりたくさんつらい思いをしているメンバーを見て悲しくなったり、メンバー紹介の歌や、メンバーの名前が歌詞に入っている歌の歌詞が変わったのを聞いて変えるくらいなら歌わないでと思ってしまったり、9人になってから全員での写真を見るたびに一人いないと気付かされて泣きたくなる気持ちでいっぱいでした。その彼がTwitterをはじめた時に、元気で生きててくれていたんだと泣きました。無期限活動休止でもいろいろ情報は回っていました、本人が発信してくれているということに気持ちの整理がついたのかななどといろいろ思って泣きました。そして公式に芸能界復帰、違うダンスボーカルグループでの活動が発表されて、もう戻ってくることはないと改めて現実を突きつけられてしまいました。この時期の9人はとても人気が出てきて、24時間テレビの司会をやったり、メンバーのキャラもある程度固まってきたり、格差が薄れてきたりとてもいい雰囲気で活動していて、気が付けばもうすぐ結成10年になろうとしている。

 

10人で10周年を迎えるのをずっと楽しみにしていた。でももう、10人での姿をみることはできない。事務所は彼のことを守ってはくれなかった。彼に対する怒りなんかよりも、どうして彼のことを守ってくれなかったの。という気持ちでいっぱいだった。彼のやったことは自業自得で処分されなければならないことだけれども、いつももみ消しを普通にやるのに彼のこのことはやらなかった。この時点でもう彼のことはいらないって見切ってしまったのかなといろいろ考えてしまった。彼が戻ってきたときのために今まで応援を続けてきたのに彼がもう戻ってこないという現実を突きつけられた今、人気も出てきて飛躍を続けている9人をこんな気持ちで応援していてもいいのか、9人になってすごくファンが絶望したのと同じようにいや、それ以上につらく大変な思いをしてきた9人がそれを乗り越えて10年を迎えようとしている時にこんな考えの私はもういらないんだと気付いた。だから10年を迎える前にいなくならなければいけないと思った。今年の9月24日で9周年を迎えた。そして、そう思い始めた時にちょうどファンクラブの継続の紙が届いた。ちょうどよかった。結成10周年に向けて今まで以上に全力で走りぬこうとしている9人をここで見送るには本当にちょうどいいタイミングだった。

 

今でも思い出す大好きだった10人を。9人になってからも戻ってくるって信じていた。いや、”信じていた”と過去形で書いているが、たぶん今でも心のどこかで戻ってきてくれるんじゃないかなと思っていると思う。未練がましいにもほどがあるが仕方ない。それだけ10人が大好きだったから。だから10年を前に私は立ち止まって、前に進む9人を見送るね。

 

いつもコンサートでメンバーはたくさんの『ありがとう』を伝えてくれた。でもね、いつも思っていたよ。『ありがとう』って伝えたいのは私たちの方だって。たくさんの思い出を『ありがとう』。たくさんの幸せを『ありがとう』。

 

 

 

これからも9人での飛躍を見守っているね。今までもこれからも大好きです。

 

 

 

 

 

 

いつかちゃんと気持ちの整理がついたらもう一度、いや、改めて9人のステージをみてみたいな。ダンスボーカルグループのステージも行きたいな。そして両方でちゃんと伝えたい『ありがとう』って。